ネットワンの仮想デスクトップサービス「クラウドVDI」、自らの働き方改革ノウハウをあわせて提供

　ネットワンシステムズ株式会社（以下、ネットワン）は、クラウドの柔軟性と働き方改革の実践ノウハウを掛け合わせ、仮想デスクトップサービス「クラウドVDI」としてサービス化したと発表した。従量課金型のサブスクリプションサービスとして提供開始している。

　「クラウドVDI」は、日本マイクロソフトの提供するクラウド型仮想デスクトップサービス（Desktop as a Service：DaaS）である「Azure Virtual Desktop」と、さまざまなガバナンス機能や効率的な管理機能を提供するヴイエムウェアの仮想デスクトップ管理サービス「VMware Horizon Cloud Service」を組み合わせたサービス。

　仮想デスクトップ（VDI）の利点はそのままに、クラウドの柔軟性を生かした迅速な導入・増加・縮退により、コストの最適化を図れるほか、ネットワン自身の働き方改革の実践ノウハウをあわせて提供する点が最大の特徴という。

　具体的には、クラウド／オンプレミス／ユーザーそれぞれの環境を、1）ネットワーク接続、2）セキュリティ強化、3）働き方改革支援の観点で、包括的に設計・インテグレーションする。

　1）では、Azure Virtual Desktopが基盤として利用するMicrosoft Azure内部のネットワーク構成、オンプレミスデータセンター（業務データ／業務システム）との閉域網接続・認証連携、ユーザーからのアクセスについて、セキュリティとパフォーマンスの両立の観点から、統合的なインテグレーションを行う。このインテグレーションにおいては、想定される用途ごとの検証済み設計パターンをベースに、各企業の要望に応じたきめ細かな設計を適用するという。

　2）では、利用端末から仮想デスクトップへの接続時に二要素認証を利用することで、不正アクセスへの対策を強化。また、VDI環境へのエンドポイントセキュリティソリューション導入、セキュリティ監視サービスの提供によって、より堅牢な環境を利用可能としている。

　最後の3）では、Web会議／チャット／ファイル共有などの多様なコラボレーションツール、スマートフォン／タブレットとの連携や、ネットワン自身の働き方改革の実践ノウハウを提供する。また、働き方改革の経験に基づくVDIインフラ運用支援、VDIリソース最適化および効率的なリソース配置の提案も可能とした。