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NTTデータ数理システム、ノーコードで一連のデータ分析プロセスを実行できるプラットフォーム「Alkano」
2021年10月1日 11:30
株式会社NTTデータ数理システムは9月30日、ノーコードの分析環境により、プログラミングの経験がない人でも容易にデータ分析、AI・機械学習等を実現できるデータ分析プラットフォーム「Alkano」を、同日より提供開始すると発表した。
Alkanoは、データ分析ソリューション「Visual Mining Studio」の後継として提供される製品で、データの取り込みから前処理、可視化、モデリング、運用まで、一連の分析プロセスを簡易なGUIにて実行できるという。
また、NTTデータ数理システムの、長年にわたるデータサイエンス領域での実践により錬磨された分析アルゴリズムを厳選して搭載しており、簡単な操作で、データサイエンティストが行うような高度な分析フローを作成できる点も特徴。作成された分析フローは視覚的で理解しやすく、分析チームのユーザー間での共有も行えるので、組織的なデータ分析・活用を支援するとしている。
加えて、数値データだけでなく、アンケートやコールセンターの応対記録、特許文書など、自由記述のテキストデータに対して形態素解析やテキスト分割などの処理を行え、その結果を深層学習へと組み合わせることで、文脈を考慮した高度な文書分類モデルなどを構築できるとした。
さらに、さまざまな業界の知識とデータサイエンスの専門知識、分析コンサルティングの実績を持つデータサイエンティストにより、利用企業へのサポートをあわせて提供する。
具体的には、分析の課題を理解し解決策を提案するコンサルティング、各種セミナーやデータサイエンティスト人材育成プログラムなど、データサイエンティストによる伴走型サポートメニューを用意しており、利用企業の組織全体のデータ活用力を底上げできるように支援するとのことだ。
NTTデータ数理システムでは、データ分析・AIシステム構築の導入を進めたい企業に対して幅広く販売し、2025年までに300ライセンスの販売を目指すとしている。