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インフォア、自動車業界向けクラウドERPをAWS 東京リージョンで運用開始

国内自動車業界でのクラウド移行加速の動きを受け

 インフォアジャパン株式会社(以下、インフォア)は27日、クラウドERPスイート「Infor CloudSuite」のラインアップである、自動車業界向けマルチテナント型クラウドERP「Infor CloudSuite Automotive」を、Amazon Web Services(AWS)の東京リージョンで運用開始したと発表した。国内における自動車業界でのビジネス拡大を受けたものという。

 Infor CloudSuite Automotiveは、自動車部品サプライヤ向けのクラウドERPソリューション。インフォアでは、クラウドERPスイートのInfor CloudSuiteを業種別に展開しており、その1ラインアップとして提供されている。

 製品では、自動車業界向けの豊富な機能を提供しており、組立/繰り返し/プロジェクト型/混流ライン同期などの多様な生産形態に対応。グローバルな生産活動とサプライチェーンを計画・管理・可視化する機能を備えているので、TCOの削減にも効果的とした。また、自動車業界に固有の内示・確定・納入指示をベースとした受注業務管理、取引先別標準EDI受信、時間指定出荷にも対応し、Webポータルや業界向けアナリティクスも提供するなど、自動車業界に必要となる機能が包括的に提供される点も特徴とのこと。

 今回は、国内の自動車業界の顧客がクラウド移行を加速していることを受け、今回、Infor CloudSuite AutomotiveのAWS 東京リージョンでの運用を開始した。これにより、国内に基幹業務のデータをとどめたまま、AWSのセキュリティ、コンプライアンス、自動スケーリングなどの最新の機能を利用し、マルチテナントのクラウド上で、自動車業界に特化したのアプリケーションの実行や低遅延でのサービス提供が可能になるとしている。

 なお、Infor CloudSuiteのラインアップがAWS 東京リージョンにて稼働するのは、食品・飲料業界向けのFood & Beverage、ファッション業界向けのFashion、組立製造業向けのIndustrial、大型組立製造業向けのIndustrial Enterpriseなどについで6番目になる。