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キヤノンMJのケーブルIDプリンター「MK5000/MK3000」、配線マーキングの作業効率を向上

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は16日、キヤノンファインテックニスカ株式会社製ケーブルIDプリンターの新製品として、配線マーキングの作業効率向上を支援する「MK5000/MK3000」を2021年11月中旬に発売すると発表した。

 ケーブルIDプリンターは、電気設備の配電盤、設備機械や情報通信業における、ネットワーク配線などのケーブルに取り付ける、チューブやラベルなどに印字をする専用プリンター。

MK5000
MK3000

 新製品のMK5000は、印刷処理プロセスを見直すことで、印字速度を従来機種から約30%向上し、毎分55本を実現。さらに、付属ソフトウェアの「MKデスクトップユーティリティー」をインストールすることで、1台のパソコンから最大3台のプリンターによる分散印刷が可能となり、より効率的な印字を実現する。

 また、MK5000/MK3000の両機種とも、印字可能なチューブ内径を拡大。PVCや熱収縮のチューブでは内径最大φ10mmの太径に対応し、より幅広い用途に使用できる。

 使いやすさの面では、充電池(eneloopスタンダード単三形×6本)での駆動を実現し、電源の取れない場所での長時間作業が可能になった。また、低温下でのチューブ硬化を防ぐ「チューブウォーマー」も、本体給電のためAC電源なしで使用できる。

 MK5000/MK3000の価格はオープン。キヤノンMJでは、両機種で年間5000台の出荷を目指す。