日商エレ、オルツのリアルタイム議事録作成ツール「AI GIJIROKU」を販売　Zoomと組み合わせた展開を図る

　株式会社オルツと日商エレクトロニクス株式会社（以下、日商エレ）は8日、日商エレが、議事録を自動文字起こしするオルツのクラウドサービス「AI GIJIROKU」を販売開始すると発表した。両社では、特に企業におけるオンライン会議での需要を見込んでおり、「AI GIJIROKU」をZoomと連携して展開するという。

　「AI GIJIROKU」は、AIが参加者を判別し、自動で録音から記録、修正、翻訳までを行うSaaS型の文字起こしツール。入力された音声は、音声認識・自然言語処理・話者識別・音声統合の技術を介して議事録に反映され、議事録の結果は簡単に修正可能。修正データは蓄積され、AIが学習するため、使えば使うほど個人の話し方に最適化される点が特徴で、最高99.8％の音声認識精度を実現しているという。

　また、Zoomが提供する公式アプリケーションストア「Zoom App Marketplace」の「文字起こし（Transcriptions）」カテゴリにおいて、日本メーカーとして唯一掲載されており、容易なZoom連携が可能とした。

　今回、日商エレでは、Zoomを核とするコラボレーション事業に「AI GIJIROKU」を加え、Zoomユーザーを対象に展開することにより、日本企業の生産性向上を支援するとしている。

　なお両社では、Zoom連携の「AI GIJIROKU」について紹介するウェビナーを9月29日に開催する。参加は無料（事前登録制）。