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旭化成ネットワークス、データセンター内におけるローカル5G無線免許を取得し実証実験を実施

 旭化成ネットワークス株式会社は18日、株式会社ケーブルメディアワイワイと共同で、旭化成ネットワークスのデータセンターにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、総務省九州総合通信局よりローカル5G無線免許を取得したと発表した。

 旭化成ネットワークスでは、宮崎県延岡市に所在する同社のデータセンター内において、ローカル5Gを利用した実証実験を進める。10月からは、スマートグラスを活用した顧客向け保守サービスや、高精細カメラとAIによる画像解析、設置サーバーの配線レス化などを順次実施する予定。

 スマートグラスを活用することで、メンテナンスなどにおいて、利用者がデータセンターに来館せずとも、旭化成ネットワークスのオペレーターを遠隔から指示し、各種作業を実施することが可能となる。

 実証実験に際しては、旭化成ネットワークスとグループ会社の関係にあり、すでにローカル5Gの運用を開始しているケーブルメディアワイワイから、技術的支援とSIMカードの提供を受ける。

 旭化成ネットワークスでは今後、実証実験を通じて得た知見やノウハウと、今回設置する通信設備を活用し、地域製造業のスマート化、周辺自治体と連携した住民向け行政サービスのDX化、その他の地域課題解決に向けて取り組んでいくとしている。