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NECソリューションイノベータの文書管理基盤「PROCENTER/C」、契約書の一元管理を効率化する新機能を提供

DocuSignとの連携によって実現

 NECソリューションイノベータ株式会社は1日、企業向け文書管理プラットフォーム「PROCENTER/C」に、契約書の一元管理と契約業務プロセスの効率化を支援する機能を追加し、同日より提供開始すると発表した。

 PROCENTER/Cは、企業間・部門間においてセキュアなファイル共有を実現する、文書管理と情報共有のためのプラットフォーム。

 今回の機能強化では、DocuSignの電子署名サービス「DocuSign eSignature」との連携機能を追加。PROCENTER/CからDocuSignに契約書を保存して取引先に署名を依頼し、その後、DocuSignで署名した契約書をPROCENTER/Cに保存するといったことが可能になった。これにより、契約書の社内稟議(りんぎ)から、取引先との契約合意、署名、保管まで、契約業務の一連の流れをデジタル化できるという。また、契約書や属性情報をDocuSignから取り込むことで、入力の手間を省き、署名依頼や契約書保管の効率化を支援可能としている。

 なお、締結済みの契約書データ(PDF)と契約日や契約金額などの属性情報をDocuSignから取り込み、PROCENTER/Cで管理できるため、日付や金額などの範囲指定や複数条件指定による検索が可能になり、監査時などに迅速な対応を行えるとのこと。

 さらにPROCENTER/C上にて、締結済みの契約書データを改版不可の状態とし、DocuSignで発行した合意締結証明書とともに保管することも可能になった。紙の契約書を電子化した場合も同様に管理でき、締結済みの契約書の改ざん防止を実現する。

 なお、アクセス権はグループ単位で付与できるので、担当者が変更になった場合でも、組織として長期間のセキュアな管理に対応するとしている。

 PROCENTER/Cの価格は、サーバーライセンスが120万円から、ログインユーザーライセンスが同時10ユーザーで24万円。DocuSignの契約は別途必要となる。