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NECソリューションイノベータ、情報共有プラットフォーム「PROCENTER/C」に二要素認証機能を提供

IRMやBoxとの連携オプションも用意

 NECソリューションイノベータ株式会社は15日、セキュリティ機能を強化した企業向け情報共有プラットフォーム「PROCENTER/C」の新版と、オプション機能「二次漏えい防止オプション」「Box連携オプション」を提供開始すると発表した。

 「PROCENTER/C」は、企業間や部門間で、安全かつ快適なファイル共有を実現する文書管理と情報共有のためのプラットフォーム。今回の新版では、新たにワンタイムパスワードによる二要素認証に対応した。二要素認証を有効にした場合、「PROCENTER/C」にログインするには、ユーザーID/パスワードを入力後、スマートフォンの認証アプリに表示されるワンタイムパスワードを入力する必要があるため、セキュリティレベルが向上するという。

 価格は、サーバーライセンスが120万円から、ログインユーザライセンスが10ユーザーで24万円から。

 また「PROCENTER/C」では、アカウント管理やアクセス権管理、サーバー内の暗号化によってデータの一次漏えいを防止しているが、新たに提供する「二次漏えい防止オプション」では、ファイルをダウンロードする際に、電子データをIRMで保護する「InfoCage FileShell」により自動で暗号化する仕組みを提供する。

 これにより、ファイルをダウンロードしたユーザーのみ閲覧可能となるため、第三者の不正利用といった二次漏えいを防止することができるとのこと。また、誤ってアクセス権を付与したことによりファイルをダウンロードされた場合でも、ユーザーのアクセス権を取り消して、ダウンロード後のファイルを閲覧できないように変更することが可能とした。

 「二次漏えい防止オプション」の価格は100万円から。なお利用にあたっては、別途InfoCage FileShellの契約が必要となる。

 もうひとつの「Box連携オプション」は、ファイルをBoxで一元管理し、Box上のファイルを「PROCENTER/C」で暗号化できるようにするもの。例えば、暗号化や証跡管理が必要な機密文書は「PROCENTER/C」経由で情報共有を行い、一般文書はBoxに直接アクセスして情報共有を行う、といった運用が可能になることから、Boxの利便性を生かしながら、情報漏えいリスクの低減につなげられるとしている。

 「Box連携オプション」の価格は100万円から。同オプションの利用にあたっては、別途、Boxの契約が必要になる。また今後は、OneDriveやGoogleドライブなど、ほかのサービスにも対応していく予定。