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ネットアップ、ハイブリッドストレージの最小構成モデル「FAS2720A」提供

 ネットアップ合同会社は17日、ハイブリッドストレージ「FASシリーズ」の新製品として、最小構成モデルとなる「NetApp FAS2720A」を発売した。

 FASシリーズは、中小企業や企業の部門システム、拠点を全国に展開している企業などで増大する重要なデータを、安全にかつ効率的に管理できるNAS/SAN対応ストレージ製品。

NetApp FAS2720A

 NetApp FAS2720Aは、より小規模にも対応する最小構成のモデルで、異なる種類のサーバーやストレージが混在するIT環境を、1台のFASストレージに統合でき、機器の総コストやスペースを削減しながら、運用を一元化して管理負荷を軽減できる。

 国内外のエンタープライズ企業で多くの運用実績がある高機能ストレージOS「ONTAP 9」が搭載されており、高いレベルでデータを保護するオンラインバックアップや、災害対策(DR)など、エンタープライズクラスの機能を簡単・低コストに構築できる。

 マルウェア、ランサムウェアの予兆検知にも対応し、万が一感染しても筐体内のスナップショットやレプリケーションから迅速に復旧できる。データの重複排除、圧縮機能でストレージを効率に運用でき、ストレージ追加コストを削減できる。

 オンプレミスとAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformとのデータ連携機能も提供。バックアップ・災害対策、クラウドデータ移行、自動階層化の用途などのクラウド活用ニーズに対応する。

 また、AIや機械学習と連動する「NetApp Active IQ」サービスを利用することで、システム運用を可視化するとともに、推奨事項を自動的に提示するなど、より高度なインフラ管理を実現できる。

 NetApp FAS2720Aの実効容量は15.93TiB、市場想定価格は120万円(税別)から。