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サイバートラスト、脆弱性管理を自動化・効率化する「MIRACLE Vul Hammer」を提供

 サイバートラスト株式会社は25日、ソフトウェアの脆弱性管理を自動化・効率化する脆弱性管理ソリューション「MIRACLE Vul Hammer」を4月14日に提供開始と発表した。

 MIRACLE Vul Hammerは、サイバートラストのLinuxディストリビューションの知見を生かしたOSSの高精度スキャンと、システム監視ソフト「Zabbix」や「MIRACLE ZBX」との連携により、脆弱性管理情報の一元管理と脆弱なソフトウェア対策のタイムリーな対応を可能にする製品。さらに、高レベルの対策が求められる、米国標準技術研究所(NIST)のセキュリティガイドライン「NIST SP800-171」への対応を支援する。

MIRACLE Vul Hammer システム構成イメージ

 Linux、Windows、スイッチなどの多くのデバイスをスキャン可能で、脆弱性情報の収集からホストのスキャン、内在する脆弱性の可視化までを自動化、脆弱性に対する更新プログラムの適用・対策のタスク管理機能を備える。

 ZabbixおよびMIRACLE Vul Hammerの導入支援サービスにより安心して導入が可能で、脆弱性スキャン結果やシステムの運用環境に基づいた脆弱性対策のコンサルティングサービスにより、顧客の運用を支援する。

 サイバートラストでは、MIRACLE Vul Hammerの利用により、攻撃の対象となりやすいコンテンツを保有している企業の情報システム部門や、顧客に脆弱性管理や調査・レポート提供が求められる運用保守事業者、複数の顧客・プロジェクトの運用監視を請け負うMSP(Managed Service Provider)およびMSSP(Managed Security Service Provider)事業者に向けて、脆弱性情報の収集と対応すべき脆弱性の選定、方針の検討、検証、適応までの効果的な脆弱性管理を実現するとしている。

 MIRACLE Vul Hammerの価格(税別)は、管理対象ホストの台数に応じた年間の利用料金となり、通常価格は10台まで年額32万4000円から。2021年秋に提供予定の次期バージョンリリースまで購入可能な出荷開始キャンペーン価格は、10台まで年額8万1000円から。