サイオステクノロジー、マルチクラウド環境の運用管理効率を向上させる米HashiCorpのツール群を提供

　サイオステクノロジー株式会社は19日、米HashiCorpの国内代理店である株式会社ネットワールドと協業し、マルチクラウドのインフラ運用を自動化するHashiCorpツール群のエンタープライズ版を販売すると発表した。あわせて導入・運用支援のサービスも提供する。

　財務部門はAmazon Web Services（AWS）、販売管理部門はオンプレミス、製造部門はMicrosoft Azureといったように異なるシステムで運用されている場合は、個々に運用管理を行う必要があるが、運用管理を担う人材不足やシステム間連携が困難な状況にあるといった課題が散見されるという。

　こうした状況において、異なるシステムを横断的に連携できるHashiCorpのツール群を活用すると、システム間連携の円滑化、システムの自動化・標準化を促進できるほか、一体的な運用管理の実現により開発運用時のミスや運用負担を削減可能になるとしている。

　具体的なツールとしては、それぞれ、プロビジョニング、セキュリティ、サービス運用管理、ワークロードオーケストレーションの機能を担う「Terraform」「Vault」「Consul」「Nomad」の4つが用意されており、ユーザーのサービス展開に必要なツールを選択して導入できるとのことだ。