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試合観戦の満足度に応じてチケット価格を設定――、NECがVリーグで実証実験

観戦中の感情の可視化にも取り組む

 日本電気株式会社(以下、NEC)は18日、一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(以下、Vリーグ)と協同し、2月21日に開催されるVリーグ主催のV・ファイナルステージ(3位決定戦)において、試合観戦の満足度に応じたチケット価格の決定と「NEC感情分析ソリューション」を用いた実証実験を実施すると発表した。

 この実証実験は、消費者自身が感じた価値の大きさに応じて対価を支払う仕組みの実現に向けたもの。約30名の観客が、アンケートで回答する満足度に応じてチケット価格を決定し、支払うという。

 あわせて、リストバンド型のウェアラブルデバイスを用いて心拍変動データなどから観戦中の感情を可視化し、アンケートとは違う形での満足度の定量化に取り組むとした。

 NECでは、こうして観客・時間帯ごとの満足度など、さまざまなデータを可視化・活用することにより、サービスの品質向上や市場の活性化などへ寄与することを目指す考えで、実証実験の結果を踏まえ、可視化された感情を基にした満足度の定量化やそれを活用したプライシングなど、新たなサービスビジネスの事業化を図るとしている。

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