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SCSK、建設・工事業務管理システム「PImacs plus」を4月より提供開始

 SCSK株式会社は、「PImacs plus(ピーアイマックス プラス)」を4月1日より提供開始すると発表した。

 PImacs plusは、SCSKが長年にわたって製造販売してきた新築・リフォーム業向け業務管理システム「PImacsシリーズ」を拡張した、新築・リフォーム・建設・工事業務管理システム。同シリーズのノウハウを生かして従来機能を拡充・強化するとともに、建設・工事業からのシステム需要に応えるため、新たに建設・工事業務対応機能を追加している。

 具体的には、顧客管理から引き渡し後のアフターまで、全部門の業務情報を一元管理できるような拡充・強化を行っており、個人顧客とは別に、法人顧客および複数の法人顧客をグループ化して管理する機能を搭載したほか、購買管理と在庫管理の機能を新たに追加し、購買部門の業務を共有・連携・管理することができるようにした。また、会計システムや電子発注システムなど、さまざまな外部システムとの連携に対応し、建設事業者の業務効率向上に寄与するとのこと。

 さらに、インターネットに接続できる環境であれば、ワークフロー機能を活用して、自宅・現場・客先などからでも申請・承認を行えるように強化した。業務データの入力や確認、管理帳票の確認なども外出先から行え、テレワークも可能にしているという。

 このほか、承認金額に基づいた外注費・資材・労務費・経費を消化することで、計画通りの利益を確保できる機能を追加した。リアルタイムでの予定原価と実績を確認できるので、迅速なコスト削減対策が可能になるとしている。

 なお、データベースに登録した情報はさまざまな角度で出力を行えるので、営業活動や契約、売上、入出金、工事工程、アフターの予定と実績など、営業方針の見直しや業務の改善などに役立つデータを出力して集計する、といった用途で利用できる。

 価格(税別)は、「PImacs plus 新築&リフォーム」が10ライセンスで350万円から、「PImacs plus 建設&工事」が10ライセンスで390万円から。保守費用、導入支援費用は別途。

 SCSKでは、このPImacs plusを活用すれば、従来のPImacsシリーズを利用している新築・リフォーム事業の企業のみならず、新たに追加した機能を利用可能な企業や、法人顧客を対象にしている企業、大規模工事業を行っている企業など、さまざまな建設業においても利用可能になったとアピールしている。