ニュース

キヤノンITS、端末エミュレーター「TCPLink Enterprise Server」新版を発売

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は14日、端末エミュレーター「TCPLink Enterprise Server」の新バージョンを販売開始した。

 TCPLink Enterprise Serverは、IBM、富士通、日立、NECの各社メインフレームおよび、IBM i(AS/400)のオンライン端末機能を、Webブラウザー環境のさまざまなクライアントで実現するWeb対応端末エミュレーター。「スマートデバイスオプション」を利用することで、タブレットやスマートフォンでの利用にも対応する。

TCPLink Enterprise Serverのシステム概要図

 新バージョンでは、サーバー維持コスト削減やシステム運用負荷の軽減を実現するため、動作環境としてAmazon Web Services(AWS)およびMicrosoft Azureのクラウド環境に対応。また、対応サーバーOSにWindows Server 2019を追加した。

 さらに、新バージョンでは、IBM i向け純正エミュレーターとの互換性を強化。純正エミュレーターで使用していたプリンター定義ファイル(Printer Definition File)を使用した印刷機能の対応や、データ転送用の対応ファイル形式の追加など、エミュレーターの主要機能である印刷機能とデータ転送機能を中心に強化し、既存資産を活用したスムーズな移行を支援する。

 TCPLink Enterprise Serverの価格(税別)は、ベースライセンスが60万円から。ユーザーライセンスが1ライセンス3万円から。