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NTTドコモなど3者、ごみ分別案内チャットボットの多言語対応の実証実験を横浜市で実施

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、神奈川県横浜市、インターメディアプランニング株式会社(IPI)と共同で、ごみ分別案内チャットボットの多言語対応の実証実験を、1月18日から横浜市で実施する。

 横浜市では2018年4月から、ごみの出し方を会話形式で案内するチャットボット「イーオのごみ分別案内」を日本語で運用しているが、海外から日本への移住者の増加に伴い、チャットボットの多言語対応のニーズが高まっているとのこと。

 そこで今回の実証実験では、チャットボットの応答にドコモAIエージェントAPIと機械翻訳を利用し、海外からの移住者などの外国人に向けて、ごみの出し方を多言語にて案内可能かを検証するという。対象は、英・中・韓の3カ国語で、期間は1月18日から31日まで。

 なお、チャットボットの多言語対応を実現する場合、言語ごとにチャットボットを構築する方式では、更新作業が対応言語の数に比例して発生するため、チューニングなどの管理コストが大きくなってしまうという課題がある。

 このため今回は、ドコモAIエージェントAPIで構築した日本語対応のチャットボットと機械翻訳を連携させ、日本語チャットボットを作成・更新するだけで、機械翻訳エンジンが多言語へ翻訳する仕組みを用いて、低コスト、かつ日本語と同等の回答精度で多言語対応が実現できるかどうかを確認するとした。

 また、この実証実験では、横浜市が募集した翻訳ボランティアによって、チャットボットの回答精度の評価を行うとともに、海外からの移住者などの外国人向けにインターネット上でチャットボットを公開し、利用者からのアンケートに基づいたユーザー受容度の評価を行うとのことだ。