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マクニカネットワークスと三井住友海上、IoT機器向けリスク診断サービスに専用サイバー保険を一体で提供

 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカ)とMS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)は13日、IoT機器向けリスク診断サービス「VDOO Vision」に専用サイバー保険を付帯して、11月15日に提供を開始すると発表した。

 VDOO Visionは、豊富な解析ナレッジをもとにファームウェアバイナリを自動解析し、さまざまな視点からIoTデバイスのセキュリティ問題を視覚化するサービス。VDOO Visionを利用することで、IoTデバイスのデザイン時に必要なセキュリティ要件を短時間で見極めることができ、デバイス開発、品質保証、セキュリティサービス提供事業者のセキュリティ解析にかかる負荷を軽減する。

 マクニカでは、VDOO Visionとセットで、三井住友海上の専用サイバー保険を無償で提供する。三井住友海上が提供する専用サイバー保険は、情報漏えい等による損害賠償費用に加え、その原因調査費用やサーバー復旧費用など、サイバー攻撃による損害を補償する。また、VDOO Visionのリスク診断を受けたIoT機器が、販売後にサイバー攻撃の被害に遭い、事業者が賠償責任を負った場合にも、あらためてVDOO Visionのリスク診断を受ける費用など、再発防止に要する費用を補償する。

 リスク診断サービスには保険が自動的にセットされるため、新たに保険契約の手続きを行う必要はない。