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イスラエルVDOO、マクニカネットワークス、NTT-ATが提携 IoTデバイス向けのセキュリティ診断サービスを提供

 イスラエルVDOO Connected Trust(以下、VDOO)、マクニカネットワークス株式会社、、NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)の3社は25日、IoTセキュリティ分野で協業し、IoTセキュリティ診断サービスを提供すると発表した。あわせて今回、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(以下、NDV)がVDOOに出資し、NTT-ATおよびNTTグループとの提携関係を促進するとしている。

 この協業においてVDOOは、IoTファームウェアのセキュリティ自動解析プラットフォーム「VDOO Vision」を提供。マクニカネットワークスは、「VDOO Vision」の日本国内向けプラットフォーム環境を構築する。またNTT-ATは、このプラットフォームを活用してセキュリティ要件や脆弱性に関するIoTセキュリティ診断サービスを提供するとした。

 「VDOO Vision」は、自動解析ツールによってファームウェア解析を迅速に行える点が特長で、ファームウェア解析結果として、検出したコンポーネント、IoTセキュリティ標準(世界各国のセキュリティ基準やガイドライン)への適応状況、内在する既知の脆弱性などの情報を提供できるほか、各IoTセキュリティ標準の要件に対応するための修正ガイダンスを重要度に応じて表示可能という。

 今回提供するサービスでは、マクニカネットワークスが日本国内に構築するファームウェア解析プラットフォームを用いることにより、ファームウェアを国外に持ち出さずに解析を行えるようになるので、技術輸出管理の手続きが不要になる。

 さらにNTT-ATが、ファームウェア解析結果に基づき、診断コンサルタントがセキュリティに関するエグゼクティブサマリーの提供、および顧客の状況に合わせたコンサルティングや診断を提供することで、高い費用対効果で適切な対策を講じられるとのことだ。