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ネットワールド、NetAppストレージとRubrikを連携させた大容量データの管理ソリューションを提供

 株式会社ネットワールドは30日、米NetAppのストレージと、米Rubrikの統合型バックアップアプライアンス「Rubrik(ルーブリック)」を連携させたパッケージソリューションを、10月30日より提供開始すると発表した。マルチクラウド/ハイブリッドクラウド環境で大容量データを保護・管理するためのソリューションとして展開する。

 Rubrikは、バックアップサーバー、メディアサーバー、プロキシーサーバー、バックアップストレージなど、バックアップに必要なすべてのコンポーネントを統合して提供するハイパーコンバージド型アプライアンス。AIを活用したバックアップの自動制御機能も搭載しており、“自動運転”的な管理・運用を実現できるという。

 また、Googleライクなキーワード型検索機能、日本語化されたシンプルで直感的なインターフェイスなども備えているため、バックアップの専門知識がなくても使いこなせる点も特長とのこと。

 今回は、2つの連携パッケージソリューションを用意する。1つ目は、NetAppの「SnapDiff API」との連携により、大容量データのバックアップ時間を削減するソリューション。SnapDiff APIは、スナップショット間のファイルやディレクトリのデータブロック差分を迅速に識別する内部エンジンで、増分バックアップの際に、データファイルの更新差分を特定するためにデータを毎回フルスキャンする必要がなくなるという。

 Rubrik社はNetApp社の技術パートナーであり、SnapDiff APIと自社製品をシームレスに連携させることで、以前からのリストアの高速性・簡易性に加え、大容量環境のバックアップで課題となるファイルスキャン実行時間を大幅に短縮することが可能になった。バックアップのファイルスキャン処理時間が83%以上削減された例もあるという。

 2つ目は、Rubrikの二次保管先として、より安価で拡張性の高いオブジェクトストレージ「NetApp StorageGRID」を接続してアーカイブすることで、ペタバイトを超える大容量のバックアップデータの保管を可能にするソリューション。

 NetApp StorageGRIDにあるデータも含めて、Rubrikで簡単に統合管理できるため、企業・組織に散在する膨大なデータをNetApp StorageGRIDに集約してデータサイロをなくし、Rubrikにより保護・管理することによって、障害からの即時復旧やデータの利活用など、さまざまな用途に利用可能になるとしている。

 なおネットワールドでは、ネットアップ合同会社、ルーブリック・ジャパン株式会社との協力のもと、ネットワールド本社内の複合システム検証センター「GARAGE」において、実用レベルでの技術検証を実施しており、結果の詳細レポートをパートナーおよびエンドユーザーに提供する予定。

 また、国内唯一の両社のディストリビューターとして、技術サポート、コンサルティングなど、連携システム構築支援サービスを提供するとのことだ。