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不正アクセスをリアルタイムで検知し自動排除――、網屋とネットチャートが連携ソリューションを提供

 株式会社網屋とネットチャート株式会社は12日、網屋の統合ログ管理ツール「ALog EVA」と、ネットチャートの不正端末接続防止ソリューション「IntraGuardian2+」「IntraGuardian2+ Manager Professional」がシステム連携したと発表した。

 ALog EVAを含む「ALogシリーズ」は、さまざまなシステムログを集約し、包括的に監査・解析する統合ログ管理製品。一方のIntraGuardian2+は、私物の持ち込みPCなど、許可されていない端末を社内ネットワークから排除する専用アプライアンス製品で、IntraGuardian2+ Manager Professionalは、その統合管理ツールである。

 今回の連携では、許可されていない端末から社内ネットワークへの不正アクセスの兆候をALog EVAが検知・特定すると、IntraGuardian2+ Manager Professionalに端末情報を通知。同製品が、対象端末を管理するIntraGuardian2+に排除を指示して、端末をネットワークから自動排除する、といったことが可能になる。

 またALog EVAが、さまざまなシステムログの解析から、想定外のIPアドレスからのアクセス、連続してのログイン失敗、短時間に規定以上のファイルアップロード/ダウンロード/一括削除の操作を実施、といった不正の兆候を検知した場合、許可されている端末であってもIntraGuardian2+を通じて自動で排除するため、正規の端末を踏み台にした不正アクセス防止など、より踏み込んだセキュリティ対策を、人手を介さず実現できるとした。

 さらに、従来は、ログ管理製品と不正接続防止製品は別々に導入する必要があったが、この連携により管理者の運用負荷が大幅に軽減されるとのことだ。

 ALog EVA、IntraGuardian2+/IntraGuardian2+ Manager Professionalは、網屋、ネットチャートそれぞれの販売代理店を通じて提供するが、丸紅情報システムズ株式会社が両製品の共通代理店になっているとのこと。両社では、両製品セットで年間200社の販売を計画している。