ニュース

ネットチャート、日本CADの不正接続防止製品の管理機能をクラウドサービスとして提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)の100%子会社であるネットチャート株式会社は6日、不正端末接続防止ソリューションの管理システム「IntraGuardian Cloud Managerサービス」を提供開始すると発表した。日本シー・エー・ディー株式会社(日本CAD)が提供する、不正端末接続防止アプライアンス「IntraGuardian2+」の統合管理システム「IntraGuardian2+ Manager Professional」を、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」上に実装して提供する。

 ネットチャートでは、社内ネットワークへの接続が許可されていない端末の不正接続を防止するアプライアンス製品「IntraGuardianシリーズ」、および複数のネットワークセグメントに配置された同製品を一元管理するシステム「IntraGuardian2+ Manager Professional」を、総販売代理店として提供している。

 これまで、このソリューションを利用するには、ユーザー企業のネットワーク環境に専用サーバーを設置する必要があったが、今回、クラウド型のフルマネージドサービスとして提供するすることにより、ユーザー側の専用サーバー構築・運用の負荷を軽減するとのこと。

 主な対象は、数セグメントから数十セグメントまでの中小規模ネットワークを運用する企業で、IntraGuardian2+の機器を購入後、初期設定を行ってネットワークにつなぐだけで、すぐに使い始めることが可能になる。

 また、最新版へのバージョンアップやサーバー障害時の保守対応、ログ分析といったIntraGuardian2+ Manager Professionalの運用管理は専門のオペレータが実施するため、ユーザー企業は不正接続防止の対象となる端末を管理するだけで、情報漏えいのリスクを低減できるとした。

 なおIntraGuardian Cloud Managerサービスの料金は、月額サーバー利用料、登録したセグメント数に応じた月額料金の合算となる。価格はいずれも個別見積もり。また別途、IntraGuardian2+の機器代金も必要となる。