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ブロードリーフとゼネテックが提携、「作業の見える化」と「工場の見える化」で生産現場のDXを支援

 株式会社ブロードリーフと株式会社ゼネテックは6日、ブロードリーフの取扱製品である作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS(Operation Time Research Software)」と、ゼネテックの取扱製品である3D IoTシミュレーションソフト「FlexSim」に関して、相互代理店契約を締結したと発表した。

 ブロードリーフが提供する作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS」は、IE(Industrial Engineering)手法に準拠し、人・モノ・機械の動きを正確に動画分析・時間分析するツール。

 一方、ゼネテックが提供する米FlexSim Software Productsの3D IoTシミュレーションソフト「FlexSim」は、製造ラインや加工プロセス、物流倉庫、マテハンなどのシミュレーションモデルを、3Dグラフィックを利用して構築し、モノ・ヒトの流れを計算。機械や作業員の稼働率・作業負荷、作業時間など多岐にわたる情報を円グラフや折線グラフ(ダッシュボード)を使って一元的に表示できる。

 「OTRS」のユーザーは「FlexSim」を併用することで、「OTRS」を用いて実施した各工程の時間分析と改善活動がどれくらいの効果を生むのかを、離散事象シミュレーションモデルなどを用いたシミュレーション結果によって視覚的に確認できるとのこと。あわせて、今後どのような目標で改善していくべきかも示せるとした。

 なお両社では、「OTRSによる時間の見える化」と「FlexSimによる人・モノの見える化」がシナジー効果を生み出し、より生産性の高い生産ライン・物流分野レイアウトの最適化を実現すると確信したため、相互代理店契約の締結に至ったと説明している。