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Sky、クライアント運用管理ソフトウェアの新版「SKYSEA Client View Ver.16」を発売

 Sky株式会社は1日、クライアント運用管理ソフトウェアの新版となる「SKYSEA Client View Ver.16」の販売を開始した。

 SKYSEA Client Viewは、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった情報漏えい対策やIT運用管理を支援する機能を備えるクライアント運用管理ソフトウェア。サイバー攻撃に対する多層防御や、組織のテレワーク運用を支援する機能なども搭載し、各メーカーのセキュリティ製品と連携することで、各種対策をさらに強化できる連携ソリューションも提供する。

SKYSEA Client View Ver.16

 新版のSKYSEA Client View Ver.16では、テレワーク運用時の状況把握を支援する機能を追加。アプリケーションやウェブシステムごとの操作時間を集計し、グラフで見える化を搭載し、それぞれの操作時間を確認することで、どの業務にどれぐらいの時間をかけていたかなど、従業員の働き方を把握するための参考情報として活用できる。

 また、SKYSEA Client Viewで管理しているPCの操作時刻(ログ)を、各メーカーの勤怠/就業管理システムにエクスポートして、システム上の出退勤時刻との差異を確認できる連携機能を強化。連携に対応するシステムを増やし、より多くのユーザーに活用できるようにした。操作時刻(ログ)が取り込めないシステムでも利用できるよう、操作時刻(ログ)とシステム上の出退勤時刻を統合し、一覧で出力するツールも用意する。

ファイルサーバー上の特定の共有フォルダを「自動暗号化フォルダ」として設定し、個人情報など重要データをやりとりするフォルダでの暗号化を徹底。組織内のPCからフォルダ内のファイルを利用する場合は暗号化 / 復号が自動で行われるため、ユーザーは意識することなくファイルを利用できます。※3

 重要データの暗号化の徹底をサポートする機能としては、組織外へ送信するメールの添付ファイルを自動で暗号化できる機能を追加。組織内で使用しているメールアドレスやドメインを登録しておき、未登録の宛先を含むメールが送信される際に、添付ファイルを自動で暗号化することで、組織外に送信する添付ファイルの暗号化し忘れなどを防ぐ。

 ファイル共有時の通信傍受を阻止する機能として、ファイルサーバー上の共有フォルダへのアクセスを、SMB3.0以降で通信内容が暗号化されている場合に限り許可する機能も搭載。顧客情報など、特定の部署でのみ取り扱いが許可されているファイルを共有する際に、外部からの通信傍受の対策を徹底できる。

 運用管理面では、Windows 10の「デュアルスキャン」機能による意図しない更新を回避する機能を搭載。WSUSとWindows Updateの両方から更新プログラムを取得するWindows 10のデュアルスキャン機能を、管理画面から無効化することができ、Windows Updateによる意図しないタイミングでのアップデートを回避し、WSUSで設定したスケジュールに沿ってアップデートを管理できる。