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富士通SSL、メール誤送信防止製品でBox連携オプションを提供 Boxを用いたファイル共有が可能

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は13日、メール誤送信防止ソリューション「FUJITSU Security Solution SHieldMailChecker 誤送信防止」(以下、SHieldMailChecker 誤送信防止)を機能強化し、添付ファイルをクラウドストレージ「Box」でのファイル共有へ切り替え可能にする「Box連携オプション」を提供すると発表した。

 「SHieldMailChecker 誤送信防止」は、エンドポイントのPCにインストールするだけで、メールを送信する前に誤送信リスクを検出し、送信を止めることができるメール誤送信防止ソフトウェア。

 今回は同製品において、ユーザーがいつものようにメールにファイルを添付するだけで、Boxでのファイル共有を可能にする「Box連携オプション」を提供開始する。ファイルが添付されたメールを送信する際に、添付ファイルのBoxへのアップロードと共有設定、共有リンクのメール本文への挿入が自動で行われる仕組みとなっており、Boxの操作画面を使うことなく、Boxでのファイル共有を簡単に利用できるという。

 またポリシー設定機能により、公開レベル、パスワード保護の有無、有効期限、ダウンロード可否など、Box共有の設定範囲を管理者が制御できるため、組織のBox利用ポリシーに準拠した運用が可能。宛先に組織外が含まれるか否かなどの状況に応じ、きめ細かいポリシー設定を行えるとした。

 なお、個人取得のBoxアカウントなど、管理者が許可していないアカウントへのファイル格納はブロックされるので、管理されていないアカウントでの業務データのアップロードや共有は防止できるとのこと。

 加えて、宛先ごとに共有リンクの参照可否をまとめて確認できる一覧表示機能により、共有範囲の設定不足を防止する。このほか、誰でも参照可能なリスクの高い共有設定への警告機能を搭載し、ユーザーに注意を促すことで情報漏えいを防ぐ仕組みを備えている。

 価格例(税別)は、10ライセンスパックが2万円、年間保守料が5500円。別途、「SHieldMailChecker 誤送信防止」のライセンスが必要となる。

 なお富士通SSLでは、テレワーク環境用追加ライセンスを2020年12月31日まで無償利用できるライセンスを提供しているが、「Box連携オプション」についても同様の条件で無償提供するとしている。