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SAPジャパン、ERPやAIの導入短期化を支援する準大手/中堅企業向け標準ソリューションモデル

 SAPジャパン株式会社は29日、準大手および中堅企業(年商規模500億~3000億円)における、基幹システム(ERP)およびAI、機械学習、RPAなどの最新デジタル技術の導入期間短縮を支援するため、インテリジェントエンタープライズ標準ソリューションモデル(以下、i-ESM)をパートナー企業とともに提供すると発表した。

 「i-ESM」は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトのモデルケースを作ることによって、準大手および中堅企業が、より迅速にDXへの取り組みを始められるように支援する標準ソリューションモデル。まずは、商社・卸、化学、組立製造、プロフェッショナルサービスの4業界別のクラウドERP導入に際して、標準的な導入期間、導入費用(アドオン開発・データ移行を除く)のモデルを用意するほか、AIや機械学習、RPAなどのソリューションについてもメニュー化して提供する。

 SAPジャパンでは、こうした仕組みにより、基幹システム検討期間の簡素化と短縮化を促し、より迅速にデジタル変革(DX)の効果を出すことを支援するとした。具体的には、モデルとなる業務範囲や期待効果を参照することで、プロジェクトに参画すべき役員層や業務部門を特定し、DX推進プロジェクトの要否を判断することが可能。また実際のDXプロジェクトにおいては、他社の事例から得たノウハウをもとに、確実に実行できるとしている。

 なお、スタート時の参加パートナーは以下の通り。今後は状況に応じて、参加パートナーを順次増やしていく予定だ。

・株式会社アイ・ピー・エス
・SCSK株式会社
・株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
・コベルコシステム株式会社
・株式会社SHIFT
・TIS株式会社
・三井情報株式会社