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MKIが米OSIsoftとの協業を強化、IoTデータ管理ソフト「PI System」の導入から運用までをトータルで支援可能に

 三井情報株式会社(以下、MKI)は11日、米OSIsoftと新たな販売代理店契約(VAR契約)を締結したと発表した。これに伴い、発電所やプラントなどの設備・センサーからデータを収集して管理・可視化するIoTデータ管理ソフトウェア「PI System(パイシステム)」に関して、総合的な導入・運用支援を提供していくという。

 PI Systemは、発電所やプラントなどにある設備・センサーにおいて大量に生成されるデータをリアルタイムにつなぎ合わせて収集し、一元的に可視化できるデータ基盤。MKIでは2017年から、三井物産および三井物産グループ企業の発電所・プラントなどにおいて、デジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトに取り組み、電力・ユーティリティー業界を中心に、PI Systemの導入を支援してきた。

 今回のVAR契約締結により、MKIはPI Systemのライセンス販売・システム構築のみならず、システム全体の効率化、セキュリティを考慮した基盤選定や既存基盤連携の支援といった導入前支援から、トレーニング、運用・保守などまでをトータルに提供可能になったとのことだ。

 MKIではESP事業者向けのシステム例として、PI SystemとMKI Intelligent Gatewayを利用し、効率的な遠隔監視・分析を支援するとともに、将来的な遠隔設備制御や省エネへの活用も可能な構成を提供できるとしている。