テクマトリックス、AI技術によりSeleniumのテストを強化する「Parasoft Selenic」を販売開始

　テクマトリックス株式会社は10日、UIテスト自動化ツール「Selenium」のテストをAI技術により強化する、米Parasoftが開発した「Parasoft Selenic」の販売を開始した。

　Parasoft Selenicは、AI技術を活用してSeleniumフレームワークを強化し、さまざまな課題を解決する製品。Seleniumテストの実行中にアプリケーションの変更を察知し、テストを続行させる上で最善の修正案（ロケーターや待ち条件）を適用して自己修復させる、AI技術を活用した「セルフヒーリング機能」を備え、不安定なテストやアプリケーションの変更によって発生したエラーによるテストの中断を回避し、テストの失敗の原因調査にかかる時間を削減できる。

　また、Seleniumテストの実行時にWebアプリケーションの変更を察知（テスト履歴を活用してDOMを分析）し、複数の修正案をレコメンドする「レコメンド機能」により、テスターは最適な修正案を選択し、ワンクリックでテストスクリプトの修正が行える。

　このほか、アプリケーションに新機能を実装した際に、それにより生じた変更箇所の検証に必要なテストを洗い出し、テスターに提供する「テスト影響分析機能」や、UIテストとAPIテストのシナリオを同時に記録、自動生成する「Chrome拡張レコーダー機能」などを備え、各種テストを効率化できる。