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医療機関向けの問診クラウドサービス「AI問診Ubie」、NTT東西の閉域網サービスを利用したセキュアなプランを提供

 Ubie株式会社は、医療機関向けのクラウド型AI問診システム「AI問診Ubie(ユビー)」に、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供するIPv6閉域網サービス「フレッツ・VPN プライオ」を利用した閉域VPNプランを追加したと発表した。

 「AI問診Ubie」は、従来は医師や看護師などの医療従事者が患者に問診し、電子カルテに手作業で転記していた内容を、患者自身がタブレットへ入力することで、カルテ入力を効率化するクラウドサービス。あわせて、診察前に約5万件の論文データベースからAIが参考病名リストを表示することで、医師業務のサポートや負担の軽減を実現しているという。

 ただしこれまでは、インターネット経由でクラウドサービスへ接続していたため、個人情報保護やプライバシー保護の観点から、医療機関からは、よりセキュリティの高い接続形態を求める要望があったとのこと。

 これに対して、今回追加された閉域VPNプランでは、インターネットを介さず、医療機関が求める高いレベルでのセキュリティを保ちながら、低遅延で安定したサービス提供が可能になったという。

 なお閉域網とクラウドサービスの接続は、NTT東日本の「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」、あるいはNTTスマートコネクトの「クラウド クロス コネクト」を利用して実現されている。