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NECソリューションイノベータ、業務プロセス全体を通じて自動化・効率化を推進するソリューション

 NECソリューションイノベータ株式会社は20日、企業の働き方改革を支援する「NEC 業務プロセス革新支援ソリューション」を同日より提供開始すると発表した。

 このソリューションは、人手による業務やRPA、AI、システムで自動化された業務など、個々のプロセスで構成される一連の業務プロセス全体を可視化し、企業の働き方改革・業務効率化の取り組みを支援するもの。業務内容に適したRPAやAIなどの導入から運用、実行結果の分析までを行うことにより、業務プロセス全体を通した自動化・効率化を推進するという。

 具体的には、まず、業務プロセスマネジメントツールによって、プロセスにかかわる人、RPA、AI、AI-OCRなどを対象に、個々の作業間の情報連携も含めた業務プロセス全体を可視化する。

業務プロセスの可視化イメージ

 次に、こうした可視化された業務プロセスを業務プロセスマネジメント(BPM)ツールで最適化し、担当者を定義。最適化された業務プロセスについて、BPMツール上で進行状況や作業の滞留、負荷状況の見える化を実施する。これは、部門をまたがる業務プロセスにも適用可能という。

 続いて、業務内容に適したツールの開発により、業務プロセス中の作業の自動化・効率化を図るとのこと。このフェーズでは、RPAの設計や実装・運用、利用環境に適したRPAツールの選定、現在使用している紙帳票の種類にあわせたAI-OCRの選定・導入、などを実施。さらも。業務プロセスやRPAの処理内に存在する、業務ルールに則した分岐処理にルールベースAIを活用することで、柔軟な変更に対応するとした。

 価格例は、「業務プロセス全体の可視化」「業務プロセスの進行状況の確認」といったサービス提供の場合で、年間120万円(税別)から。「自動化・効率化のためのAI」「RPAやAI-OCRなどのツール開発」「導入・運用支援」をすべて適用した場合は、年間815万円からになるとのことだ。なお、別途SI費用が必要になる。

 このほかNECソリューションイノベータでは、業務プロセスの実行状況を分析して、業務負荷の偏りや遅延しがちな作業などを抽出し、さらなる業務効率化を図るためのコンサルティングサービスも提供するとしている。こちらの価格は個別見積もり。