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クラウドバックアップ「Arcserve UDP Cloud Direct」、3カ月サブスクリプションを提供

在宅勤務用PCのデータ保護を支援、年間サブスクリプション価格も改定

 arcserve Japan合同会社(以下、Arcserve Japan)は12日、クラウドバックアップサービス「Arcserve UDP Cloud Direct」の3カ月サブスクリプションを提供開始すると発表した。これにより、主に在宅勤務用PCのデータ保護を支援するという。また同時に、年間サブスクリプションの価格も値下げする。

 Arcserve UDP Cloud Directは、支店・支所のサーバーやPCなど、スペースや管理上の都合でバックアップ環境を構築できていない企業向けのバックアップサービス。手元にバックアップ用のストレージ機器を用意することなく、Arcserve Japanのクラウドストレージにデータをバックアップできる。

 データは、お客様サイトのデータは、米国西海岸のデータセンターで稼動するクラウド環境に転送して保管されるが、初回を除き、更新データだけが転送される仕組みにより、ネットワークへの負担を軽減するとした。加えて、転送時にはSSLで、保管時にはAESで暗号化が行われるとのことだ。

 このサービスは従来、年間サブスクリプション形式で提供されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入が急増したテレワーク環境において、データバックアップの課題を抱えている企業が増加していることを受け、特別措置として、3カ月サブスクリプションを提供することにしたとのこと。

 ライセンスは従来同様1TB単位で購入でき、1TBあたりの価格は3カ月で6万円(税別)から。5月18日より受注を開始する。なお特別措置としての提供となるため、新型コロナウイルスの流行収束が見えた場合、Webサイトで告知の上、サービス提供を終了する予定としている。

 また、従来は1TBあたり年間36万円(税別)で提供されていた年間サブスクリプションの価格も改定され、1TBあたり年間24万円(税別)となる。価格改定は5月18日受注分から適用される。