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WMS「ロジザードZERO」とEC基盤「ネクストエンジン」が連携強化、出荷実績/在庫データの自動連携に対応

 ロジザード株式会社とHamee株式会社は7日、ロジザードのクラウド型WMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」と、Hameeのクラウド型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」が連携強化したと発表した。同日より、出荷実績データと在庫データの連携が可能になったという。

 「ロジザードZERO」は、通販・卸 物流倉庫などで利用可能な在庫管理システム。倉庫での在庫管理に必要な機能がそろっており、約7割がノンカスタマイズで導入できるという。

 一方の「ネクストエンジン」は、受注から発注、仕入れ、在庫管理、分析まで、ネットショップに必要な機能を集約して提供するECプラットフォーム。自社のネットショップ運営を通じて開発されている点や、メイン機能に新しい機能を追加できるアプリ機能が豊富に用意され、高い汎用性で自由にカスタマイズできる点などを特長にしているとのこと。

 当初、「ロジザードZERO」と「ネクストエンジン」の連携はCSVファイルで行う必要があり、データのやり取りには両サービスを操作する必要があったが、両社では自動/API連携の取り組みを進めており、1月30日には、第1フェーズとなる商品マスタと受注データ連携を完了させていた。

 今回はさらに第2フェーズとして、出荷実績データと在庫データの自動連携が可能となり、両システム間の完全自動化を実現したとしている。

 出荷実績の連携では、問い合わせ番号を「ロジザードZERO」から「ネクストエンジン」へ自動送信することも可能。一方の在庫データ連携では、「通販出荷による在庫の増減を除く・通販から引き当てがかかるロケの在庫・良品(A品)」という条件で、在庫変動数を連携可能になったとのことだ。

 なお連携機能を利用するためには、「ネクストエンジン」および「ロジザードZERO」の導入に加え、連携アプリ「ロジザードZERO 自動/API連携アプリ」、「ネクストエンジン カスタムデータ作成」の追加オプション「SFTPアップロード」を申し込む必要がある。