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サイバーソリューションズ、Office 365の障害時でも同一アドレスでメールを継続利用できる新サービス
「EMERGENCY MAIL for Office 365」を強化
2020年4月6日 13:11
サイバーソリューションズ株式会社は6日、Office 365の障害時でもメールを継続利用できる「EMERGENCY MAIL for Office 365」において、通常時と同じアドレスでサービスを利用できる新プランを提供開始したと発表した。
「EMERGENCY MAIL for Office 365」は、Office 365と連携した専用のセカンダリメールサービス。災害や障害などでOffice 365が利用できなくなった場合でも、サイバーソリューションズが用意したメールシステムにログインすることで、メールを継続して利用可能な、別ドメインのセカンダリメール環境を提供している。
今回提供開始する新プランでは、経路変更サーバーを利用して、非常時にプライマリ(Office 365)からセカンダリへメールの経路を変更することにより、同一ドメインでメールの送受信を行えるようにする。これにより、平常時と同じメールアドレスを利用したまま、メールの送受信を行えるようになった。切り替え時間は3分以内で、すぐに利用開始できるとのことだ。
なお従来のプランでは、平常時は別ドメインのセカンダリ環境を待機させておき、障害時にサービスにログインすることで切り替えを行う仕組みになっている。ユーザー企業の中には、「利用メールの経路を変更したくない」という企業も多いため、従来のプランと新プランは併売されるとした。
価格は、初期登録料が5万円/FQDN、月額利用料が150円/アカウント。障害時にEMERGENCY MAIL for Office 365で送受信したメールデータを、復旧時にOffice 365に移行させるオプションも提供されており、こちらは10万円から。
また今回は、アーカイブ機能を付加した「障害時メールシステム+過去データ閲覧」パックも選択可能になった。Office 365とセカンダリ環境、双方のメールデータをアーカイブでき、Office 365が利用できない間でも、過去6カ月分のメールを閲覧可能になる。アーカイブについては、従来、メールアーカイブサービス「MAILBASEΣ」を利用することで対応していたが、新プランでは「基本価格+50円/アカウント」という低額でアーカイブを利用できるとしている。