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企業の調達・購買業務を支援する「LinDo購買」、SAP S/4HANAとの自動連携に対応

TISが提供

 TIS株式会社は24日、企業の調達・購買業務を支援する「LinDo Applications 調達・購買業務高度化サービス」(以下、LinDo購買)において、見積査定結果情報、検収情報、仕入先/品目情報などのデータをSAP S/4HANAと自動連携する「SAP連携機能」を、標準機能として追加したと発表した。

 「LinDo購買」は、調達・購買業務の高度化を支援するサービス。見積依頼・回答受領・見積査定などの「ソーシング」、購買依頼・発注・受入など「パーチェシング」、サプライヤーの情報提供依頼・回収・未回答企業への回答催促などの「アンケート」、サプライヤーの納期遵守率・不良品発生率・認証資格管理などの「サプライヤー品質管理」の4つのモジュールで構成され、モジュール単位で導入できるので、特定機能から利用するなど、各業務シーンに合わせた活用に対応する。

 また、これらの機能に伴う、見積もり依頼や回答、発注や納期回答、調査依頼と回収など、バイヤーとサプライヤーのやり取りを効率化するサプライヤーポータルにより、コスト削減、業務の効率化などの課題解決を実現するとした。

 今回提供する「SAP連携機能」では、「LinDo購買」の見積査定機能で確定した調達単価が、SAP S/4HANAの単価マスタに自動連携され、タイムリーに適切な単価が更新されるため、適正単価での自動発注が可能になるという。

 加えて、「LinDo購買」の仕入先、品目情報とSAP S/4HANAの仕入先マスタ、品目マスタの同期が取れた状態を保持できることから、マスタのメンテナンス負荷を削減し、スムーズに自動発注を行えるので、調達リードタイムの短縮を実現する。

 さらに、「LinDo購買」で発注から受入まで完了した検収情報を、SAP S/4HANAの会計システムに自動連携する仕組みを搭載。重複入力による間違いや検収漏れを防止し、入力業務の省力化や業務効率化、検収漏れによる下請法違反の抑制などを図れるとのこと。

SAP連携機能の提供イメージ