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DataRobot、NSSOLおよびNTTデータと戦略的業務提携に合意、企業のAI活用を推進

 米DataRobotは18日、販売パートナーである日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)および株式会社NTTデータと、日本のパートナー企業として初となる戦略的業務提携に合意し、日本におけるAIビジネスをより推進していくと発表した。

 DataRobotでは、今回の提携は、これまでのパートナーシップをより強固にする戦略的パートナーシップとなるものだと説明。提携により、DataRobotの持つグローバルレベルでのAI導入や、実ビジネスへの運用定着化、企業のAIドリブン化の実現などAIサクセスのノウハウと、パートナーが持つ独自プログラムやノウハウを融合した、日本における企業のAI活用を成功に導くオリジナルプログラムの提供が可能になるとしている。

 NSSOLでは、これまでもDX/AIのソリューションパートナーであったDataRobotとの連携を、今回の提携によりさらに強化すると説明。具体的には、DataRobotが有するグローバルでの活用ノウハウと、NSSOLの実績を融合させた「グローバル組織におけるAI活用推進」や「製薬およびプロセス系製造業向けのマテリアルズ・インフォマティクスを基軸としたAI活用推進」といった、業界別AIサクセスプログラムの共同開発、日本市場向けDataRobot独自サービスの提供、相互の人材交流を実施していくとしている。

 また、DataRobot上で作成したAIモデルを活用したアプリケーション開発を加速させ、システム開発ビジネスとのシナジー効果を発揮させていくとしている。

 NTTデータでは、今回の提携により、AI・データ活用を起点にビジネスの成功を支援する「デジタルサクセスプログラム」の展開を加速していくとしている。デジタルサクセスプログラムは、企業のDX戦略策定からAI人財育成およびデータ活用基盤の構築、AI・データ活用の実務支援までを提供するサービス。4つの要素(ビジネス、IT基盤、データ整備、人材・組織)において、構想策定から成果創出までを一貫して支援し、企業のAI・データ活用によるビジネス変革の自律的な推進を可能とする。

 また、NTTデータのコンサルティング、データサイエンス、AI・クラウド基盤のスペシャリストと、DataRobotのスペシャリストが一体となってAI・データ活用の推進を行う「デジタルサクセス専門組織」を両社で設置。2023年度までに「デジタルサクセスプログラム」を20社へ提供するとともに、AI・データ活用を起点としたビジネス変革を推進する「デジタルサクセスマネージャ」100名以上の育成を目指すとしている。