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NTTデータビジネスシステムズ、早期のPoC実施を実現する「imforce Labトライアル環境」を提供

 株式会社NTTデータビジネスシステムズは5日、企業が各種デジタルソリューションの検証をより素早く、手軽に行える「imforce Labトライアル環境」をリリースした。第1弾として、同環境においてAIを活用したヘルプデスクソリューションの提供を開始した。

 imforce Labトライアル環境は、NTTデータイントラマートが提供するクラウドサービス「Accel-Mart」上に構築。NTTデータビジネスシステムズがこれまで培ってきたシステムインテグレーションのノウハウをもとに標準化した、ソリューションやサンプルデータを搭載することで、PoC実施までの時間・コストを圧縮する。また、顧客の端末・ネットワークから環境に直接アクセスすることで、PoCを実施する拠点間の距離による制約を解消する。

 第1弾として提供するヘルプデスクソリューションは、NTTデータビジネスシステムズが従来から提供しているintra-martソリューションに、株式会社オルツが開発に取り組むパーソナル人工知能「P.A.I.」の研究課程で生まれた高度な意図解釈エンジンや思考判断の応用といった要素技術を組み合せたソリューション。

 これにより、たとえばコールセンターや店舗、社内ヘルプデスクなどの業務に対して、AIが質問の意図を自動的に分類、それに従った最適な回答を画面に表示する。これにより、担当者が蓄積されたFAQを検索することなく業務が完了できるなど、業務効率化を実現する。

 従来は、ヘルプデスクソリューションのPoC環境の選定から構築・整備に数週間を要していたが、imforce Labトライアル環境の利用により数日での検証開始が可能になるとしている。

 NTTデータビジネスシステムズでは、imforce Labトライアル環境を活用した顧客とのPoCを加速させ、顧客の業務への先進技術の活用を促進すると説明。自社の研究開発や顧客とのPoCの中で生まれたデジタルソリューションはimforceのラインアップ化を目指すとともに、2020年度からは年成長率8%を目標にimforceの売上拡大を目指すとしている。