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横浜市立大学とNEC、データサイエンス分野で企業連携を推進

 横浜市立大学と日本電気株式会社(以下、NEC)は22日、データサイエンス分野での相互の知見を活用した学生教育と社会連携を進めるため、「産学連携に関する基本協定書」を締結したと発表した。

 横浜市立大学では、データの利活用とそれらを通じて新しい価値を生み出すことができる人材を育成するため、データサイエンス推進センターにおいて企業などとの産学連携を推進している。NECは、社会課題を解決できるAI人材を輩出するため、2013年からAI人材育成に取り組み、“学び”と“実践”の場を提供する「NECアカデミー for AI」を2019年4月に開講した。

 両者は協定の締結により、それぞれが持つ人的・情報資源、ノウハウとの相乗効果が期待されるとともに、人材育成や共同研究などを通して、社会の一層の発展に貢献していくとしている。

 協定による連携としては、NECからゲスト講師を招聘し、横浜市立大学データサイエンス学部を中心とした全学部生に対して、NECが持つさまざまな事業から得た知見に基づく講義を行う。

 また、PBL(Project-Based Learning)実習として、横浜市立大学データサイエンス学部の3年次生をNECに派遣。NECのデータサイエンティストの下、実際の企業の現場において直面している課題に関連する状況を踏まえ、データに基づいた客観的な認識や課題解決アイディアを創出するためのPBL実習や、PBL演習パッケージの共同検証などを行う。