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重要インフラのセキュリティに関する意思決定を支援――、マカフィーの新コンサルサービス

 マカフィー株式会社は11日、重要インフラのセキュリティに関する意思決定を支援するサービスとして、「戦略的インテリジェンス提供サービス」を発表した。重要インフラ保護のための総合コンサルティングサービス「McAfee Critical Infrastructure Protection Service Package(MCIP)」の1メニューに位置付けられており、マカフィーでは、MCIPの本格展開を国内でも開始するとしている。

 同社によれば、海外ではすでに、電力網などの重要インフラを狙ったサイバー攻撃が確認されており、2015年、2016年にはウクライナにおいてサイバー攻撃による停電が、2019年春には北米において電力網を標的としたサイバー攻撃が発生しているという。

 一方で日本においても、こうした重要インフラに対してサイバー攻撃が行われる危険性が高まっているため、総務省・経済産業省を中心とした業界横断的な取り組みも活発化し、規制強化やガイドライン作成などが進んでいるとのこと。

 今回発表された「戦略的インテリジェンス提供サービス」は、こうした状況を踏まえ、重要インフラを取り扱う企業が向けに提供するコンサルティングサービス。関連業界出身のセキュリティコンサルタントが、3つの観点(公開情報・業界動向・知見)でブリーフィング、ディスカッションまたはレポーティングを行い、製品ロードマップ、セキュリティ戦略などにおける意思決定を支援するという。

 なお、同サービスは重要インフラ保護のための総合コンサルティングサービスパッケージ「McAfee Critical Infrastructure Protection Service Package(MCIP)」のひとつに位置付けられており、「OTセキュリティ戦略/ガバナンス支援サービス」や「ICS(Industrial Control Systems/産業制御システム) サイバー演習ワークショップ」など、ほかのメニューとともに、国内でも展開されるとのこと。