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MDIS、クラウドで多要素認証と認証基盤を提供する「統合認証サービス MistyAuth」

 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は、複数の認証技術をクラウドで提供することで多要素認証を手軽に実現し、Webサービス利用者のIDの統合管理および認証連携を提供する「統合認証サービス MistyAuth」を、2022年4月よりサービス提供開始すると発表した。MDISでは、顧客の認証強化やID統合を推進するWebサービス提供事業者、および従業員のID統合管理を推進する企業向けに拡販する。

 MistyAuthは、認証に関する機能を統合してクラウドサービスとして提供することで、導入企業の認証やID管理に関わるコストの抑制と拡張性を実現した統合認証サービス。ID/パスワードによる認証(BASIC認証)のほか、生体認証などMistyAuthが提供する認証機能の中から任意に組み合わせて既存システムへ追加導入を行え、ニーズに合わせた多要素認証を実現できるという。

 具体的な認証機能としては、開始時点でBASIC認証とFIDO認証をサポート。ICカード(PKI)認証、登録済み電話番号からの発信による認証「電話発信認証サービス TELEO」や、スマートフォンなどの位置情報、Wi-Fi情報から得た行動履歴をAIが分析して認証する「ライフスタイル認証」を2022年度中に提供する予定だ。

 また、ID管理、認可、認証連携などの認証基盤機能はクラウドサービスとして提供されるので、ID管理や権限管理に必要となる認証基盤を早期に導入でき、管理や運用の負荷も軽減されるとのこと。さらに、OpenID ConnectやSAMLにより、一度のログインで複数のサービスを利用できるシングルサインオン(SSO)を実現するとした。

 価格は個別見積もり。MDISでは、提供開始後5年間で25社の導入を目指す。