ニュース

MDIS、情報システム開発を支援する「プロジェクトマネジメント強化サービス」を提供

 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は27日、情報システム構築におけるコスト超過を防ぎ、計画通りのシステム稼働を支援する「プロジェクトマネジメント強化サービス」を発売した。

 MDISでは、情報システムを計画通りの品質、コスト、納期で稼働させるためには、構築の過程で生じる課題やリスクへの対策を講じるプロジェクトマネジメントが重要となり、近年ではシステム導入企業自身がプロジェクトを遂行する「内製化」の動きが加速していることから、業種を問わず、こうしたマネジメント力の強化が大きなテーマとなっていると説明。一方、プロジェクトの現場では、委託先への依存度が高かった企業などで、プロジェクトマネジメントのノウハウ不足や、プロジェクト管理手法を導入しても十分活用できないことが問題となっているという。

 こうした課題に対し、MDISでは自社の情報システム構築経験を通じて体系化された手法を基に、プロジェクトマネジメント強化サービスを提供する。プロジェクトマネジメントの国際標準であるPMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠しており、開発手法モデルによらず適用できる。

 サービスでは、プロジェクトごとの特性を踏まえた計画の立案により、リスクの早期発見を支援する。MDIS独自のプロジェクト管理ツールを無償提供し、マネジメントを効率化する。文書管理などについては、共用ファイルサーバーやコミュニケーションツールを活用した円滑なサービスを提供する。

 また、計画の確実な実行を通じ、品質、納期の確保を支援する。プロジェクト管理計画に従い、作業の手戻りを防止したプロジェクト推進や、テスト結果や不具合傾向のモニタリング、評価分析、改善による品質と納期の確保を行う。

 さらに、MDISの標準、各種様式、事例を共有し、効率的なマネジメント要員育成を行う。MDISのシステム生産標準「SPRINGAM」や、その適用事例紹介による育成支援を行い、プロジェクトマネジメントの進め方やプロジェクトへの適用方法を的確にアドバイスする。

 プロジェクトマネジメント強化サービスの価格は個別見積もり。MDISでは、提供開始後1年間で売り上げ規模3000万円を目標とする。

サービス運用の流れ