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ミンカブ、企業情報サービス「MINKABU Corporate-Cue」にNTTデータのクローリング機能を追加した上位版を提供開始

 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド(以下、ミンカブ)と株式会社NTTデータは2日、ミンカブのリアルタイム企業情報サービス「MINKABU Corporate-Cue」に、NTTデータのクローリングサービス「iCrawler」機能を追加した、「Corporate-Cue with iCrawler」のサービス提供を開始した。

 MINKABU Corporate-Cueは、最新の企業株式関連情報や決算関連情報、外部視点としてアナリスト評価やSNSモニタリングなど、ミンカブが収集した企業情報を提供するサービス。膨大なデータの分析・レポーティングの作業を簡単かつスピーディーに行うことができ、調査部門やIR部門、広報宣伝部門、経営企画部門、法人営業部門など幅広く利用できる。

 ミンカブでは、MINKABU Corporate-Cueは情報源がTDNET、EDINET、MINKABU独自情報(外部情報を一部含む)などのため、「情報の鮮度」と「情報のバリュエーション」の観点から、いっそうの拡充に向けた検討を行っていたと説明。そこで、企業サイトに掲載されている各種情報やウェブ上のニュースを取得可能なNTTデータ独自のクローリング技術であるiCrawler機能を、MINKABU Corporate-Cueに追加した、Corporate-Cue with iCrawlerを上位版サービスとして提供を開始した。

 Corporate-Cue with iCrawlerでは、従来の企業情報に加えて、対象企業サイト上のお知らせ情報(ニュース)、企業情報およびウェブ上のニュースを閲覧できるとともに、ウェブ上のニュースの件数を時系列でグラフ化でき、ユーザーは対象企業の動向の変化を時間軸で把握できる。

 また、iCrawlerの自然言語処理による意味解釈の活用により、ウェブ上のニュースをキーワード(人事異動関連、資本・業務提携関連、ネガティブ情報、業績関連、サービス・商品関連)ごとに分類して件数を表示することで、ユーザーは対象企業ごとに興味分野に関連するニュースに絞って検索できる。さらに、ターゲット設定している他社ニュースの件数を企業ごとに分類して件数表示することで、複数企業と比較しながら対象企業の動向をニュースを通して確認することが可能となる。

 Corporate-Cue with iCrawlerの価格は、1IDにつき月額7万円。NTTデータ経由での申し込みによる特別価格は1IDにつき月額5万円。

 NTTデータとミンカブでは、NTTデータの金融プラットフォームや金融機関向けソリューションと、ミンカブのFintechソリューション/メディアサービスとの連携を通じ、今後の次世代金融サービス時代に求められる魅力あるサービス創出を目指すとしている。