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NTTコムウェアが仏Atosと提携、ハイブリッド環境に対応したIAMソリューションを提供

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)と仏Atos SEは21日、Identity&Access Management(IAM)分野を中心とした両社のセキュリティ事業拡大に向け、戦略的協業を開始したと発表した。これに伴いNTTコムウェアでは、Atosが提供中の多様なセキュリティ製品やアプライアンス製品を活用し、オンプレミス/クラウドサービスのハイブリッド環境での課題解決に向けたIAMソリューションを販売開始する。

 具体的には、Atosのセキュリティ製品を活用したID管理・認証ソリューションの共同プロモーションを実施するほか、Atosの統合ID管理ソリューション「Evidian Identity Governance&Administration(IGA)」を用いて、ハイブリッド環境に対応した「SmartCloud IAMソリューション」を、NTTコムウェアが販売開始する。

 このソリューションでは、全社共通基盤で認証情報、権限情報の一元管理を実現するほか、IDの申請や承認などのワークフローを一元的に制御することにより、IDライフサイクルを適切に管理し、監査対応を含めたガバナンスを支援するという。

 また、複数のアプリケーションの認証機能を統合した基盤を構築。オンプレミスとクラウドへのハイブリッドシングルサインオン(SSO)を実現するとした。

 さらに、NTTコムウェアのSOC(セキュリティオペレーションセンター)サービスと、AtosのWebアクセスコントロール/SSO製品「Evidian Web Access Manager(WAM)」などを連携させ、よりセキュアな環境を実現する複合ソリューションの提供を予定するとのこと。

 具体的には、SOCサービスで検知した不正通信の発信元IDをWAMの認証機構で自動的に遮断する、といった機能を提供。従業員の内部犯行抑止などに対し、迅速かつ効率的に対処できるソリューションを提供するとしている。

 なおNTTコムウェアは、よりオンデマンドにID管理・認証機能を利用可能な「ハイブリッド型IDaaS(ID as a Service)」の提供を、2021年度第1四半期より開始する予定だ。