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キヤノンMJ、IC/磁気カードへのエンコードも可能なIDカードプリンター「IX-R7000」を12月発売

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は11日、キヤノンファインテックニスカ株式会社製のIDカードプリンターの新製品として、ICカード印刷やICチップや磁気ストライプにデータを読み書きするデータエンコードにも対応した「IX-R7000」を発表した。価格はオープン。発売は12月中旬。

 IX-R7000は、高速・鮮明な印刷とICカード・磁気カードへのエンコードを同時に行うことが可能な再転写印刷方式のIDカードプリンター。再転写フィルムに印刷してフィルムを熱でカードへ転写(再転写)する印刷方式のため、カード表面に直接印刷を行うダイレクト方式と比較して、非接触ICカードなどの表面に凹凸があるカードへの印刷や、フチなし全面印刷も可能となる。

 効率的な印刷ユニット構成と、600dpiの解像度で高速印刷を実現する独自制御により、片面カラー印刷時で1枚あたり約25秒の高生産性を実現。多量のカード発行時も再発行時も効率的なカード発行を行える。

 オプションのエンコーダーと専用ソフトウエアで、FeliCaやMifareなどの非接触ICカードや磁気カードにエンコードを行いながら同時に印刷が可能。カード内製化により個人情報流出リスクも回避され、コスト削減と業務効率化に貢献するとしている。

IDカードプリンター「IX-R7000」