日立ソリューションズ東日本、製造業向けの生産性向上IoT／データ分析ソリューション「WellLine」

　株式会社日立ソリューションズ東日本は16日、製造業向けの生産性向上IoT／データ分析ソリューション「WellLine」を提供開始すると発表した。

　WellLineは、IoTとデータ分析を活用した生産性向上のためのソリューション。無線技術を用いて、製造現場の設備の稼働データや生産データ、状態データなどとともに、作業員など人間の行動を含めたデータを収集し、設備と人の稼働情報を「人・設備チャート」であわせて可視化・分析することができる。

　日立ソリューションズ東日本では、設備の稼働維持には人の作業が関与しており、その設備稼働に問題があるかどうかを判断するには、周囲の人の作業と関連付けて見ることが必要と説明。WellLineを用いて設備稼働と人の作業の関係を可視化し、タイムラグを確認することで、時間のロスや課題を発見可能になるという。

設備稼働分析の画面例

　なお生産性の目安としては、可動率などの指標を提供する。この指標は見やすい様式のチャートで可視化しているため、データ集計に費やす時間がないユーザー、数値の読み解きの経験がないユーザーでも、簡単に状況把握が可能になるとのこと。

　またWellLineを導入すると、従来は現場にいなければ把握できなかった稼働状況を、離れたオフィスや外出先からでも把握可能になる点もメリット。製造現場においても、大型ディスプレイを使って、フロアを俯瞰（ふかん）するための“アンドン”として活用できるとしている。