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ユーザーローカル、暗号化機能などを備えたAIテキストマイニングツールの商用版を提供

 株式会社ユーザーローカルは8日、AIを活用したテキストマイニングツールの商用版を提供開始したと発表した。

 テキストマイニングは、大量の文章データを定量・定性的に分析することで、有益な情報を得る手法。アンケートの自由記述、コールセンターなどの問い合わせ履歴、Web上のクチコミデータといったテキストデータから知見を得ることが可能という。

 ユーザーローカルでは2019年4月より、AIを活用したテキストマイニングツールの無償提供を行っていたが、今回は新たに、セキュリティ機能などを実装した有償の商用版を新たに提供する。

 暗号化機能では、通信データだけでなくデータベースの暗号化にも対応しており、大量のテキストデータを安全に分析することが可能。また、「ドキュメント共有」機能を備えているので、複数の担当者間で元ファイルやテキストマイニング結果をシェアできるという。

 このほか、複数の辞書設定を切り替えて利用する機能を備えているので、専門用語や表記ゆらぎ修正にも対応可能。同社のテキストマイニングツールの特徴としてきた、感情認識AIのカスタマイズも可能とのことだ。

 さらに、Web API経由でのテキストマイニングに対応。自社サイトや社内情報システムにテキストマイニング結果を組み込んで表示する、といったことが可能になっている。

 商用版の価格(税別)は、初期費用が5万円、月額費用が5万円。