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交差点における進行方向別の自動計測に対応、日立産業制御の交通量自動計測ソフト、

 株式会社日立産業制御ソリューションズ(以下、日立産業制御)は7日、撮影した映像をもとに交通量を自動計測するソフトウェア「日立画像トラフィックカウンタ」の新版「同 Ver.2.0」を発表した。同日より販売を開始する。

 「日立画像トラフィックカウンタ」は、撮影した映像を基に、車両の通過台数や車種を自動計測できるソフトウェア。撮影した映像をもとに交通量を計測する「受託解析サービス」で同社が培ったノウハウを生かしており、調査員ごとの計測結果のばらつき、調査員不足などの課題を解消できるという。

 その従来版では、道路のある断面を通行する車両台数を集計した「断面交通量」の自動計測に対応していたが、今回の新版では、左折、右折、直進といった、交差点における進行方向別の自動計測に対応したことにより、交差点での交通量計測にも活用可能になったとした。

 また、計測対象となる複数の映像を一括して解析できる「シナリオ実行機能」を追加。複数ファイルの解析パラメータを一度にまとめて設定可能になったため、例えば、夜間に映像解析を一括実行するといった効率的な使い方を行えるとのこと。

 価格(税別)は、パッケージ版が200万円から、期間ライセンス版が3カ月で40万円から。

 日立産業制御では、これらの強化によって、交通量調査のさらなる効率化を実現するとアピールしており、交通量の定期調査、渋滞や事故の現状調査、出店計画における立地調査などに携わる建設コンサルタント、道路調査会社を中心に、同製品の販売を進めたい考え。今後2年間で100ライセンスの受注を目指すとしている。