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KDDIウェブ、共用レンタルサーバーの新プラン「SV-Basic」を提供開始

 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ(以下、KDDIウェブ)は5日、ホスティングブランド「CPI」において、新たなシェアードプラン(共用レンタルサーバー)となる「SV-Basic」の提供を開始した。

 CPIでは、特に導入数が多く、需要の高い共用サーバーにおいて、高い安定性、安全性を高めることに重点を置き、ビジネスで活用しやすいプランとしてSV-Basicをリリース。より安定性の高い環境にするため、ウェブ、メール、コントロールパネルを分離し、安定運用が実現できるシステムを構築した。さらに、SV-Basicでは、バックアップを別サーバーに分離し、ウェブ、データベースのいずれも30世代分を取得する。

 サービスは、利用ドメインごとに異なるサーバー領域を割り当てて、ウェブ、メールを提供。利用ドメイン数が増えた場合でも、快適さを維持できるようなサービス構成となっている。

 機能面では、第三者によるセキュリティ診断の実施、最新の暗号化通信規格TLS1.3などのセキュリティ対策を追加。HTTP/2に対応するとともに、SSL証明書を標準装備(1枚分無料)し、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)機能も標準で提供する。

 コントロールパネルについては、ウェブ制作会社とクライアント企業の双方の使いやすさを考え、直感的に操作しやすく誰にも簡単に使えるコントロールパネルを目指した刷新を実施。ウェブだけ、メールだけのコントロールパネルも用意し、メールはクライアント企業で管理、ウェブサイトは制作会社に預けるなど、さまざまな使い分けにも対応する。

 SV-Basicの価格(税別)は、初期費用が無料、月額料金は12カ月契約の場合で3800円。ディスク容量は1ドメインごとに300GB(ウェブ100GB、メール200GB)。運用できるマルチドメインの上限は10個。