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NTT東日本、モバイル回線からの閉域接続を可能にする「モバイル接続サービス」

「フレッツ・VPN プライオ」「フレッツ・VPN ワイド」のオプション

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は2日、VPNサービス「フレッツ・VPN プライオ」「フレッツ・VPN ワイド」のオプションサービスとして、同社指定のモバイル事業者が提供するモバイル回線からの閉域接続を可能にする「モバイル接続サービス」を発表した。2020年1月より提供を開始する予定。

 「フレッツ・VPN プライオ」は、IPv6網内折り返し通信を活用したプライベートネットワークの構築を可能とするIP-VPNサービス。アクセス回線に「フレッツ 光ネクスト プライオ10/プライオ1」を契約した拠点同士の通信において、帯域優先機能も利用できるという。

 一方の「フレッツ・VPN ワイド」は、「フレッツ 光ネクスト」や「Bフレッツ」、「フレッツ・ADSL」、「フレッツ・ISDN」を利用し、プライベートネットワークの構築・利用を可能とするIP-VPNサービスである。

 両サービスではこれまで、「フレッツ 光ネクスト」などの固定回線を利用した接続を可能にしていたが、今回より、NTT東日本が指定するモバイル事業者のモバイル回線を利用して、「フレッツ・VPN プライオ」、「フレッツ・VPN ワイド」に接続できるようにするオプションサービスを、新たに提供する。

 これによりユーザー企業は、メイン回線のバックアップ回線や、ISDNやADSLの代替回線、外出先からリモートアクセスなど、ユーザー企業の利用シーンにあわせてモバイル接続環境を利用できるようになるとのこと。

 オプションの価格は、月額利用料がモバイル回線ごとに1500円(税別)。「フレッツ・VPN プライオ」「フレッツ・VPN ワイド」やモバイル回線の費用は別途必要となる。

 初期費用は、基本工事費がVPNグループごとに1000円(税別)、交換機等工事費の初期工事費用がVPNグループごとに1万2000円(税別)、交換機等工事費のモバイル回線設定登録が10モバイル回線ごとに3000円(税別)となっている。