ニュース

UiPath、東京商工リサーチの「TSR APIサービス」との容易な連携を実現する部品を提供

 UiPath株式会社は22日、同社のRPA製品「UiPath」と、株式会社東京商工リサーチ(以下、TSR)の「TSR APIサービス」を連携させるための部品「Connector for TSR API」を、マーケットプレイス「UiPath Go!」にて提供開始したと発表した。

 TSR APIサービスは、TSRの企業情報データベースとユーザー企業の自社システムとの連携を可能にするサービス。このサービスを活用することで、ユーザー企業は、自社の得意先/仕入先情報や与信管理・審査情報などから、リアルタイムかつダイレクトに、TSRの持つ国内542万件超の各種企業データを検索し、取得できるようになる。

 また、オンラインでのデータマッチング(名寄せ)が可能になるため、自社の企業データベースを常に最新かつ正確な状態に維持可能になるとのこと。

 今回提供開始したConnector for TSR APIは、このTSR APIサービスの利用企業に需要の高い、合計19のAPIを、共通部品(ワークフロー)として、UiPathユーザー向けに無償提供するもの。TSR APIサービスとUiPathとの連携を行うことにより、ユーザー企業は、業績、財務情報、リスクスコア(倒産確率)など、企業情報の取得業務を自動化できるようになる。

 現状は、Web画面やレポートなどで企業情報を確認できるものの、Excelなどの管理帳票への転記などは手動で行う必要があるが、Connector for TSR APIを利用すれば、取得した企業情報を、Excel、CSVなど、任意のファイル形式で出力でき、Webブラウザからのコピー&ペーストのような手作業も不要になるとしている。

 利用にあたってはUiPath Go!からダウンロードするだけで、インストールしてすぐに利用でき、自社の用途に合わせ、必要なAPIのみを既存のワークフローに組み込めるとのことで、UiPathでは、システム連携開発に要する時間を大きく短縮できるとアピールしている。