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日商エレとシーメンス、デジタルインダストリー事業で協業 顧客ニーズに対応したソリューションを提供へ

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は7日、シーメンス株式会社と、日本におけるデジタルインダストリー事業で協業すると発表した。日商エレはシーメンスのグローバルプログラム「SSP certificate NETWORK」を、インダストリーネットワーク分野において、国内で初めて取得。産業用通信、制御、オートメーション分野で連携し、顧客ニーズに対応したソリューションを提供していくという。

 協業の第1弾としては、9月初旬を目標に「インダストリアル・ネットワークサポートセンター」を日商エレ内に設置。シーメンスの産業用ネットワーク製品「Scalance」、リモートアクセスを可能にするソフトウェア「Sinema Remote Connect」、およびネットワーク管理ができるNMS(Network Management Software)を対象に、両社の協力のもとでサービスの提供を開始する。

 このサービスでは、対象製品の保守契約を締結した顧客に対してNBD保守(障害認定の翌日での代替機の発送)を可能としており、従来と比べ、サービスのリードタイムを大幅に短縮できるとのこと。なお、サービスの対象製品は順次拡大する予定。

 また両社は、無線技術、安全技術、Profinet(オープン技術)を用いて、顧客企業のIT分野とOT分野をシームレスに統合するソリューションの提供も目指すとのこと。両社は今後、それぞれが培ってきた強みを生かして、インダストリアルIoT分野で統合ソリューションを提供する考えだ。