PCAの「PCA給与クラウド」とインターコムの「Web給金帳Cloud」がWeb-APIによる連携に対応へ

　ピー・シー・エー株式会社（以下、PCA）と株式会社インターコムは31日、PCAの給与クラウドサービス「PCA給与クラウド」とインターコムのクラウド型明細電子化サービス「Web給金帳Cloud」を、Web-APIにより連携させると発表した。連携ソリューションは11月より提供開始する予定。

　PCA給与クラウドは、月次の給与計算・賞与計算のほか、算定基礎届や月額変更届の作成、年末調整まで可能な給与計算ソフトウェアの「PCA給与」をクラウド化したもの。一方のWeb給金帳Cloudは、実績のある明細電子化ソリューション「Web給金帳 V3」をベースとしたクラウドサービスで、給与明細書をはじめ、賞与明細書や源泉徴収票などの明細書の電子化などを行うことができる。

　すでにPCA給与とWeb給金帳Cloudは、CSVによるデータ連携に対応しており、紙の明細書配布にかかる作業の手間を軽減していたが、明細の電子化や配布にあたっては、PCA給与で給与データを作成し、Web給金帳Cloudに取り込む必要があった。

　これに対して今回、両社のクラウドサービスがWeb-API連携に対応することで、複数のサービスにログインして作業する煩わしさがなくなるほか、PCA給与クラウドで作成した給与データは、Web給金帳Cloudに取り込む操作なしで即時反映されるため、間違ったデータを取り込むといった人為的ミスを防止できるとしている。

　また、給与データを一時保存する必要もなくなるので、総務担当者の端末上に従業員の個人情報が残らず、セキュリティ強化にもつながるとのこと。