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IIJ、「IIJオブジェクトストレージサービス」を東日本リージョンでも提供開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は31日、クラウドストレージサービス「IIJオブジェクトストレージサービス」を機能拡張し、これまで提供してきた西日本リージョンに加え、東日本リージョンでの提供を開始した。

 IIJオブジェクトストレージサービスは、堅牢性の高いストレージと、REST API(Amazon S3互換)のインターフェイスを持つクラウドストレージサービス。従来の「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」から、2019年1月に名称を変更した。

 保存容量の上限がなく、コンテンツの大容量バックアップやアーカイブなどを、REST APIを使って簡易に実現でき、ウェブ上のコントロールパネルでアップロード/ダウンロードの操作を行うことも可能。データ保存量1GBあたり月額7円の従量課金体系で、アップロード/ダウンロード時のデータ転送料は発生しない。

 今回、東西の両リージョンからサービスを提供することで、DR(ディザスタリカバリー)対策として東西間で冗長化を図ることや、重要なデータを別リージョンに遠隔地保管することが可能になる。インターネットと直接接続できないシステムの場合は、IIJのバックボーン上に顧客専用のプライベートネットワークを構築する「IIJプライベートバックボーンサービス」を経由することにより閉域接続が可能で、現在は西日本リージョン経由の閉域ネットワークを提供しているが、東日本リージョンについても今後対応予定としている。

「IIJオブジェクトストレージサービス」サービス提供図